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ブランド・製品比較 読了 約9分

Audio-Technica vs DENON レコードプレーヤーはどっち?USB録音・駆動方式・価格で比較【2026】

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木村 拓也 | レコード収集歴15年
Audio-Technica vs DENON レコードプレーヤーはどっち?USB録音・駆動方式・価格で比較【2026】

結論を先に言うと、レコードをPCに取り込みたい・78回転盤も再生したいならAudio-Technica、有線オーディオでじっくり音楽を聴きたいならDENONです。 両ブランドは価格帯がほぼ重なっており、機能で選び分けるのが最も失敗しません。

Audio-TechnicaとDENONの違いとは、カートリッジメーカーを出自とし録音・拡張機能を重視するAudio-Technicaと、ピュアオーディオブランドとして再生音質の設計を重視するDENONという成り立ちの差です。

こんな人におすすめ価格目安決め手
PCに録音・デジタル化したいAT-LP60XUSB / AT-LP120XUSB¥15,000〜USB出力を搭載
有線で音楽を聴くだけDENON DP-29F / DP-400¥14,000〜余計な機能がなく設計が素直
78回転(SP盤)も再生したいAT-LP120XUSB¥28,000〜両ブランドで唯一78rpm対応
将来アンプを追加したいAT-LP120XUSB / DP-400¥28,000〜フォノイコON/OFF切替可

価格帯が重なる4モデルを直接比較する

両ブランドは主力モデルの価格帯がほぼ同じです。そのため「エントリー同士」「中級同士」で並べると違いがはっきりします。

ブランドモデル価格帯(目安)位置づけ
Audio-TechnicaAT-LP60XUSB¥15,000〜20,000エントリー
DENONDP-29F¥14,000〜18,000エントリー
Audio-TechnicaAT-LP120XUSB¥28,000〜35,000中級
DENONDP-400¥28,000〜35,000中級

エントリー対決:AT-LP60XUSB vs DENON DP-29F

比較項目AT-LP60XUSBDENON DP-29F
価格帯¥15,000〜20,000¥14,000〜18,000
駆動方式ベルトドライブベルトドライブ
操作方式フルオートフルオート
フォノイコライザー内蔵(ON固定)内蔵(ON固定)
USB出力(PC録音)ありなし
Bluetoothなしなし
対応回転数33/4533/45
カートリッジ一体型(交換針はATN3600L系)専用カートリッジ

構成はほぼ同じで、決定的な差はUSB出力の有無だけです。 どちらもベルトドライブ・フルオート・フォノイコ内蔵という、初めての1台として扱いやすい仕様です。

  • PCに録音したい → AT-LP60XUSB(USB出力あり)
  • 録音は不要で、少しでも安く → DP-29F

DP-29FはUSBを持たない分だけ構成がシンプルで、価格もわずかに抑えられています。「レコードを聴くだけ」と割り切れるならDP-29Fで十分です。


中級対決:AT-LP120XUSB vs DENON DP-400

こちらは設計思想の違いがはっきり出ます。

比較項目AT-LP120XUSBDENON DP-400
価格帯¥28,000〜35,000¥28,000〜35,000
駆動方式ダイレクトドライブベルトドライブ
操作方式セミオートセミオート
フォノイコライザー内蔵(ON/OFF可内蔵(ON/OFF可
USB出力(PC録音)ありなし
対応回転数33/45/7833/45
カートリッジVM95E(VM95シリーズ互換)専用カートリッジ
針のみ交換可能(VM95シリーズ)メーカー指定品

駆動方式の違い

AT-LP120XUSBはダイレクトドライブ、DP-400はベルトドライブです。

方式特性向く用途
ダイレクトドライブ回転の立ち上がりが速く、長時間の回転安定性が高いDJ用途、頻繁に使う、78rpm再生
ベルトドライブベルトがモーター振動を吸収する構造据え置きでじっくり聴く

どちらが優れているという話ではなく、構造上の性格の違いです。使用頻度が高く操作の多い使い方ならダイレクトドライブ、設置したまま音楽を流す使い方ならベルトドライブが素直に働きます。

カートリッジのアップグレード性

AT-LP120XUSBはVM95シリーズ互換という明確な優位があります。 針だけを交換して段階的に音質を上げられるためです。

モデル針先形状位置づけ
VM95E(付属)楕円針基準グレード
VM95MLマイクロライン針高解像度
VM95SHシバタ針最上位・78rpm対応

DP-400はメーカー指定のカートリッジを使う構成で、アップグレードの選択肢はAudio-Technica系ほど広くありません。

78回転(SP盤)への対応

両ブランドの主力モデルで78rpmに対応するのはAT-LP120XUSBだけです。 古いSP盤を持っている場合、この時点で選択肢は1つに絞られます(78rpm専用針が別途必要です)。


機能マトリクス(4モデル早見)

機能AT-LP60XUSBAT-LP120XUSBDP-29FDP-400
USB録音××
Bluetooth××××
78回転×××
フォノイコON/OFF××
フルオート△(セミ)△(セミ)
針のみ交換
ダイレクトドライブ×××

※スペックはメーカー公式サイト掲載情報をもとにした概要です。最新情報はAudio-Technica公式DENON公式ターンテーブルページでご確認ください。


ブランドとしての違い

Audio-Technica

1962年創業の日本のオーディオブランドで、出自はカートリッジメーカーです。VM95シリーズに代表されるカートリッジのラインアップが充実しており、プレーヤーを買った後の伸びしろが設計に織り込まれています。USB録音や78rpm対応など、機能面での対応幅も広いのが特徴です。

DENON

1910年創業のピュアオーディオブランドで、アンプ・AVレシーバーも手がけています。ターンテーブルはベルトドライブを主軸とした音質志向の設計で、アンプやスピーカーと組み合わせたシステムの一部として使われることを想定した作りです。DP-400のフォノイコON/OFFスイッチは、外付けフォノアンプへの移行を見据えた仕様といえます。


用途別の結論

用途・重視点選ぶべきモデル理由
レコードをPCに取り込みたいAT-LP60XUSB / AT-LP120XUSBUSB出力はAudio-Technicaのみ
78回転のSP盤を再生したいAT-LP120XUSB4モデルで唯一対応
針を交換して音を育てたいAT-LP120XUSBVM95シリーズのアップグレードパス
アンプとつないでじっくり聴くDENON DP-400フォノイコOFF可・音質志向の設計
とにかく安く始めたいDENON DP-29F4モデルで最も安い
操作を全自動にしたいAT-LP60XUSB / DP-29Fフルオート

両ブランドとも信頼性の高い国内メーカーです。 「どちらが上か」ではなく、USB録音と78回転を使うかどうかで機械的に決められます。

各モデルの価格をチェック

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よくある質問

Q. Audio-TechnicaとDENONはどちらが音がいい?

A. 同価格帯では設計の性格差であり、優劣ではありません。DENONはベルトドライブでモーター振動を抑えた素直な再生を狙う設計、Audio-TechnicaはVM95カートリッジ互換により針を交換して音を追い込める設計です。長期的に音を伸ばしたいならAudio-Technicaのほうが選択肢が広くなります。

Q. DENONにUSB録音対応モデルはありますか?

A. DP-29F・DP-400にはUSB出力がありません。DENONのプレーヤーでレコードをデジタル化する場合は、外付けのオーディオインターフェースをPCとの間に追加する構成になります。手順はレコードをデジタル化する方法で解説しています。

Q. エントリー機ならどちらを買うべき?

A. USB録音を使うならAT-LP60XUSB、使わないならDP-29Fです。両者はベルトドライブ・フルオート・フォノイコ内蔵という基本構成が同じで、実質的な差はUSBの有無と価格差のみです。

Q. フォノイコライザーのON/OFFスイッチは必要?

A. 現時点でアンプを持っていないなら不要です。将来PHONO入力付きのプリメインアンプを追加する予定があるなら、ON/OFF可能なAT-LP120XUSBかDP-400を選んでおくと買い替えずに済みます。

Q. 78回転盤を持っているのですが?

A. AT-LP120XUSB一択です。この4モデルで78rpmに対応するのは同機のみで、再生には78rpm専用針(VM95SHなど)が別途必要になります。

Q. SONYも含めるとどうなりますか?

A. Bluetoothでワイヤレス再生したい場合はSONY PS-LX310BTが加わります。3ブランドの位置づけはAudio-Technica vs SONYDENON vs SONYで解説しています。


各モデルの詳細はAudio-Technica AT-LP120XUSBスペック分析Audio-Technica AT-LP60Xスペック分析Denon DP-400スペック分析Denon DP-29Fスペック分析をご覧ください。他ブランドとの比較はAudio-Technica vs SONYDENON vs SONY、全体のおすすめはレコードプレーヤーおすすめランキングを参照してください。

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